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Japanese Living Bible Old Testament Proverbs
知恵の泉(箴言)
箴言は、充実した人生を送るための実際的教訓集です。 人々を悔い改めに導く働きをす
る預言者の教えや、人々の礼拝を導く祭司たちの教えを補うものとして、神様から与えら
れたものです。 箴言には、神様の知恵とともに、もともと人間に備わっている知恵や常
識などもあり、それぞれ、日常生活に役立つものです。 何世紀にもわたる実際的格言も
集められていて、子供の訓育、社会正義、むだ話、行儀作法などについて、種々論じられ
ます。 そして、すぐれた妻について意義深く描かれた記事で、終わっています。
1 ダビデ王の子、イスラエルの王ソロモンの教訓。
23ソロモン王がこの教訓を書いたのは、人々がどんな時にも物事を正しく判断し、だれ
をもえこひいきしないようにと考えたからです。 4「なんとかして人々に正しい生き方
を教えたい。」 「若い人たちが正しい生活を送れるように警告してやりたい。」 これが
彼の心からの願いでした。 56「物事のよくわかる人には、この知恵のことばの深い真
理をもっともっと勉強して、人々を指導できるようになってもらいたい。」
7‐9では、どうしたら物事がよくわかるようになるでしょう。 それには、まず神様を
信じ、神様を大切にすることです。 ばかな人にかぎって神様の教えをばかにします。 さ
あ、両親の忠告に従いなさい。 そうすれば、あとになって人々にほめられるようになり
ます。
10 もし悪い仲間が、「よお、おれたちの仲間に入れよ」と言っても、きっぱり断わりな
さい。 11たとい、こんなふうに誘われてもです。 「待ち伏せして人を襲い、洗いざ
らい巻き上げて殺すんだ。 12だれかれの区別もいらん。 13そうすれば、盗んだ物
は全部いただきさ。 いろんな物があるぜ。 14さあ、仲間に入れよ。 取り分は山分
けってところだ。」
15 決してその誘いにのってはいけません。 そんな連中には近寄らないようにしなさ
い。 16彼らは悪いことをするだけが生きがいで、人殺しが専門なのです。 17鳥は
かすみ網が張られるのを見ると、近寄りません。 18ところが、この連中ときたら自分
を罠にかけているのです。 まぬけなことに、罠をかけて自分のいのちをつけねらってい
るのです。 19暴力をふるったり人殺しをしたりする連中は、みなこうなります。 だ
れもろくな死に方はできません。
20 知恵は町の中で叫んでいます。 21目抜き通りをごった返す群衆や法廷の裁判官、
そして国中の人に呼びかけているのです。 22「ばか者よ、いつまで聞き分けがないの
か。 いつまで知恵をばかにし、素直に事実を認めないのか。 23さあ、私の言うこと
を聞いて、少しは利口になれ。 24私は何度も呼んだのに、あなたがたはそばに来よう
ともしなかった。 手をついて頼んでも、まるで知らん顔をしていた。 25私の忠告な
どどこ吹く風で、耳を貸そうともしない。 26だがいいか。 いつか困る時がくるぞ。
そうしたら、思いっきり笑ってやる。 私をばかにしたお返しだ。 27災いが嵐のよう
に襲いかかり、恐れや苦しみに打ちのめされそうになってからでは遅い。 28その時に
なって助けてくれと言っても、私の知ったことじゃない。 血眼になって私を捜しても、
すべてはあとの祭りだ。
29 それもこれもみな自分のせいだ。 わざと事実から目をそむけ、神様を信じもせず、
30私の忠告などそっちのけで、やりたいことをやっていたからだ。 31その報いを受
けるがいい。 だれでもない自分で選んだ道なのだから、うんと苦しみ、恐ろしい思いも
するがいい。 32私をきらうとは、全くばかな人たちだ。 一歩一歩死に近づいている
のも知らずに、いい気になっている。 33だが、私の言うことを聞く人は違う。 何の
心配もなく、平和な毎日を送るのだ。」
12私の言うことを聞き、言いつけを守る若者はみな、知恵を身につけ、物事がよくわか
るようになります。 3‐5もっと深く知りたかったら、なくした金や秘密の宝を捜すよ
うに、熱心に知恵を求めなさい。 そうすれば、神様ご自身を知り、すばらしい神様の知
恵が身につきます。 神様を信じ敬うことがどんなに大切か、わかるようになるのです。
6 神様が知恵をお与えになるからです。 神様のことばは知恵の宝庫です。 78神様
を大切にすれば、物事がよくわかるようになります。 そういう人を、神様は安全に守っ
てくださいます。 9また、どんな時にも何が正しく何がまちがっているかを正しく判断
する方法を、教えてくださるのです。 10そういう人は知恵と真理がよくわかり、喜び
にあふれているからです。 11‐14こうして、あなたは慎み深くなり、悪い仲間に引
っ張り込もうとする連中から離れます。 そんな連中は神様の道からそれ、悪の道に踏み
込んで有頂天になっています。 悪いことをするのが何よりも楽しいのです。 15それ
で、ひねくれたこと、まちがったことばかりするのです。
1617売春婦の甘い誘いに惑わされないために、神様の知恵を身につけなさい。 彼女
は結婚の誓いをばかにし、平気で夫を裏切りました。 18彼女の家は死と地獄への通り
道です。 19その家に入ったが最後、身をもちくずし、二度と立ち直れません。
20 身も心もきよく生きなさい。 何があろうと正しい道からそれてはいけません。 2
1人生を思うぞんぶん楽しめるのは正しい人だけです。 22悪人はせっかく幸運を手に
してもすぐに逃がし、やがては完全に息の根を止められてしまいます。
12私の教えを忘れてはいけません。 充実した人生を送りたければ、私の命令を忠実に
守りなさい。 3いつも正しい生活をし、人には親切にするのです。 この二つが心から
行なえるように、しっかり身につけなさい。 45神にも人にも喜ばれ、物事を正しく判
断できるようになりたければ、徹底的に神様に頼ることです。 絶対に自分を頼ってはい
けません。 6何をするにも、神様を第一にしなさい。 神様がどうすればよいか教えて
くださり、それを成功させてくださいます。
78思い上がって、自分の知恵をあてにしたりしてはいけません。むしろ、神様をたいせ
つにし信頼することで、悪の道から離れなさい。 心も体もみずみずしく元気いっぱいに
なります。
910収入があったら、まずその一部をささげて、神様をあがめなさい。 そうすれば、
倉には食べ物があふれ、酒蔵は極上の酒でいっぱいになります。
1112神様に懲らしめられても、腹を立ててはいけません。 あなたを愛していればこ
そ、そうなさるのです。 父親がかわいい子供の将来を思って罰するのと同じです。
13‐15良いことと悪いことの区別がつき、物事を正しく判断できる人は、大金持ちよ
りもしあわせです。 高価な宝石であれ何であれ、このような知恵に比べたら問題にもな
りません。 1617知恵が与えるものは、充実した人生、財産、名誉、楽しみ、平安で
す。 18知恵はいのちの木、いつもその実を食べる人はしあわせです。
19 神様の知恵によって地球は造られ、宇宙は完全にでき上がりました。 20神様の
知恵によって、泉は地中深くからわき上がり、空は雨を降らせます。
21 二つのものを求めなさい。 善悪を見分けて実行する知恵と良識です。 この二つ
を見失ってはいけません。 22知恵と良識を持つことはたいへんな名誉です。 それば
かりか、生きる力が与えられ、23失敗をしたり、道を誤ったりすることもなくなります。
24‐26この二つのものが見張ってくれるので、安心して眠れます。 また、神様がそ
ばで守ってくださるので、みじめな思いをすることも、悪人の悪だくみを恐れることもあ
りません。
2728人に何か頼まれたら、すぐにしてやりなさい。 「いつかそのうち」などと、あ
とに延ばしてはいけません。 29あなたを信じきっている隣人を陥れてはいけません。
30どうでもいいようなことで争うのはやめなさい。 31暴力をふるう連中をうらやみ、
その手口をまねてはいけません。 32神様はそんな連中が大きらいです。 しかし、き
よく正しく生きる人には親しくしてくださいます。
33 結局、悪者は神様にのろわれ、正しい人は祝福されます。 34あざける者はあざ
けられ、謙そんな人は助けられ、 35知恵のある人はたたえられ、ばか者は恥をかくの
です。
12さあ、父親の話を聞くように、私の言うことを聞きなさい。 知恵のある人になるた
めに、私が教える真理を勉強しなさい。 そっぽを向いてはいけません。 3私も若いこ
ろは、母にはひとり息子としてかわいがられ、父とはよくいろいろなことを話し合ったも
のです。 4そんな時、父は口ぐせのように、こう言い聞かせてくれました。「いいか、よ
く聞けよ。 父さんの言うとおりにしさえすれば、一生しあわせに暮らせるんだ。 5何
よりも、物のよくわかる人間になれ。 このことは何度念を押しても、これでいい、とい
うことはないぞ。」6知恵があなたを守ってくれます。 しっかり心に留め、たいせつにし
なさい。
7 知恵のある人になるには、まず賢くなろうと決心することです。 こうして、知恵と
物事を正しく判断できる力とが身につくのです。89知恵を最高の地位につければ、あな
たもいい席につけます。 知恵を確実に自分のものにすれば、美しい冠をかぶって名誉あ
る特別席に座れるのです。 10さあ、私の言うとおりにしなさい。 そうすれば長生き
し、一生しあわせに過ごせます。
11 正しい生活をするのが、いちばん賢い生き方です。 このたいせつな真理を、しっ
かり勉強しなさい。 12正しく生きれば一歩一歩たしかに前進し、走ってもつまずきま
せん。 13生活を充実させるには、私の命令を忘れずに守ることです。
14 悪人のまねをしてはいけません。 15連中のたまり場には近寄らず、避けて通り
なさい。 16連中は一日分の悪事を働かないとおちおち眠ることもできず、人をつまず
かせないうちはゆっくり休むこともできません。 17悪いことをし、暴力をふるわない
と生きていられないのです。
18 神様は正しい人の道をやさしく見守り、真昼のように明るく照らしてくださいます。
19ところが悪人は、暗がりでうろうろ手探りし、あちこちでつまずくのです。
20 さあ、私の言うことをよく聞きなさい。 21それを肝に銘じ、忘れないようにし
なさい。 22そうすることが、健康で充実した生活を送る秘訣です。
23 何よりも、心を見守りなさい。 心は生活全体に影響を与えます。 24売春婦の
慎みのない口づけをはねのけなさい。 そんな女に近づいてはいけません。 25ただま
っすぐ前を見つめ、うしろを振り返らないことです。 26道から少しもそれないように
注意深く、確実に一歩一歩すすみなさい。 27横道にそれてはいけません。 危険だと
わかったら、一目散に引き返しなさい。
1 さあ、私の言うことを聞きなさい。 私にわかっていることを教えてあげよう。 2
不注意から、大切なことをうっかりもらさないよう気をつけなさい。 3売春婦は甘いこ
とばと調子のいいお世辞が売り物です。 4それにのせられると、あとで苦しまなければ
なりません。 鋭い剣で突き刺されたように、良心がずきずき痛むのです。5苦しみもが
けばもがくほど、ずるずる地獄の底へ引きずり込まれます。 6彼女は自分でも正しく生
きる道を知りません。 迷路を、行き先も知らずによろよろ歩いているだけです。
7 さあ、私の言うことを聞きなさい。 しっかり頭にたたき込むのです。 8彼女から
逃げなさい。 その家に近寄ってもいけません。 9女の誘惑に負けて自分を台なしにし、
残忍で薄情な主人に一生こき使われる身分にならないためです。 10せっかく築いた財
産を、見ず知らずの人に横取りされないためです。 11梅毒にむしばまれてうめき苦し
み、恥をかかないためです。 12あとで悔やんでも、どうにもなりません。 「あーあ、
言われたとおりにしていたらよかった。一時の欲望に負けなければ、こんなことにならな
かっただろうに。13ああ、どうして忠告も聞かず、あんなばかなことをしたんだろう。
14もう、だれにも会わせる顔がない。」
15 だから、自分の井戸の水を飲みなさい。 生涯、妻を裏切ってはいけません。 1
6通りすがりの女に私生児を産ませていいでしょうか。 17妻でもない女との間に子供
があっていいでしょうか。 18男らしさをたいせつにし、いつまでも妻を愛しなさい。
19やさしく抱きしめてくれる妻に満足し、愛されている幸せをかみしめなさい。 20
どうして売春婦などにうつつを抜かし、妻以外の女を抱くのですか。 21気をつけなさ
い。 神様は何もかも見ておられます。 あなたの行ないの一つ一つに目を光らせておら
れるのです。
22 悪者は、自分で自分の足をすくっているのです。 悪いことをすればするほど抜き
差しならなくなり、ついには身を滅ぼします。 23それもこれも真理に背いたからです。
自分からばかなことをした罰です。
1 やたらに見ず知らずの人の保証人になってはいけません。 その借金の肩代わりをす
るはめになったら、どうするのです。 2お人好しがすぎると、とんだことになります。
3もしそんなことになったら、すぐに手を打ちなさい。 気まりが悪かろうが何だろうが、
なりふりかまわず相手のところへ飛んで行き、保証人になるのを取り消してもらいなさい。
4先に延ばさず、今すぐしなさい。 眠るのはそのあとにしなさい。 5鹿がハンターの
手を逃れ、鳥が網から逃れるように、うまく逃げ出すのです。
6 怠け者よ、蟻を見ならいなさい。 蟻のやり方を見て学びなさい。 7蟻には、働け
と命じる王がいません。 8それでも夏中けんめいに働き、冬の食糧を集めます。 9と
ころが、あなたがたは眠ってばかりいます。 いったいいつ目を覚ますのですか! 10
「もうちょっとだけ寝かせてくれよ」と頼みますが、その「ちょっと」が曲者なのです。
11のんびり眠っている間に貧乏神に取りつかれ、気がついた時には手遅れです。
1213悪人は人間のくずです。 彼らは平気でうそをつき、仲間には目くばせや合図で
本心を伝えます。 14そのくせ反抗心は人一倍強く、悪いことばかり考え、何にでもぶ
つぶつ不平を言うのです。 15だから、あっという間に身を滅ぼし、倒れたら二度と立
ち直れません。
16‐19神様のきらいなものが六つ、いいえ七つあります。 なまいきな態度、うそを
つくこと、人殺し、悪だくみ、悪事に熱中すること、偽証、仲たがいの種をまくことです。
20 親の言いつけを守りなさい。 21かた時も忘れないように、その教えをしっかり
頭にたたき込みなさい。 22昼も夜も彼らの助言に従えば、いつも安全です。 朝、目
を覚ましたら、教えどおりに一日を始めなさい。 23危険だとわかっていればこそ、前
もって忠告してくれるのです。 だから忠告を聞き、充実した人生を送りなさい。 24
そうすれば、売春婦の甘いお世辞に惑わされることもありません。
25 売春婦の美しさに心を奪われてはいけません。 色っぽい目つきにだまされてはい
けません。 26売春婦におぼれると金を巻き上げられ、人妻にうつつを抜かすと身を滅
ぼすからです。 27火をかかえ込めばやけどをし、 28かっかと燃える炭火の上を歩
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